お疲れ様です!ゴリポンです!
今日は、リハビリを実施するにあたり、自分が意識していきたいところである、リハビリ前の準備についてです!
状態把握や、カルテでの情報収集などのあと、実際に相手を誘導してリハビリが始まる前〜5分以内ぐらいでできることなので、自分の実践の中での復習にもしていきたいと思っています。
ぜひ読んでください!
目次
リハビリ実施前の疑問
リハビリ実施前、
「どうぞ横になってください」このあと!
姿勢はどうなっているでしょうか?
首が伸展していて、アゴが上を向いている
膝下が浮いていて、足が浮いてしまっている
身体の浮いている側と、沈んでいる側がある
手で床面を支えている
不安定なのかな?なんか寝てるのにしんどそうやな・・
実際に目の当たりにしたことはありませんか?
検査前や、治療前に相手の寝ている姿勢が悪かったり、体に力が入っていたり、床面を手で押していたりすると、相手にリラックスした姿勢で、リハビリを提供することができません。
デイケアや、検査測定などの時間が限られている中でも、そういった相手への配慮や、リラックスする姿勢を忘れずに行うことはめちゃ重要です。
パーキングファンクションとは

知覚システムを最大限に活用できるようにするための身体作り
クラインフォーゲルバッハは、身体の各部分が過剰な連結なしに結びついている状態を、パーキングファンクションとして紹介している。
全身を5つの身体部分(頭頸部、胸部、腰椎骨骨盤帯、上肢、下肢)にわけ、おのおのの身体部分が、支持面と接し、独立した重心を持った状態を示す。完全に筋の無緊張な状態と異なり、必要最低限の筋緊張で書く身体部分が繋がれており、次に動くための準備状態が整っており、潜在的な可動性が最も高い状態と言われている。
上の図で示す姿勢を除いては、どのような姿勢においても身体部位を連結する筋緊張の高まりが必要となるとされているが、それに限定することなく背臥位、腹臥位などにおいても、よりパーキングダンクションに近いポジショニングへと誘導し、抗重力や動作につなげていく必要がある
引用:樋口貴広 知覚に根ざしたリハビリテーション【実践と理論】
つまり床面と接した状態をまんべんなく作ることで、より運動へ向けた準備の状態を作れるということです。
そう!リハビリを行う前にパーキングファンクションという、運動の準備ができている状態を作ることが必要です。
では実際にどうするか!
自分が臨床の際に実際に行っている方法をご紹介します。
準備物
クッション、あればタオル(数はあればあるだけいいです)
クッションも大きさはバリエーションがあるといいと思います。
ケース1:頸部が伸展し、アゴが上を向いている

このような場合は

こうします!
こうすることで、頸部を中間位から軽度屈曲位に持っていけるため、腹筋の賦活に持って行きやすいですし、誤嚥の予防や、頭頸部の筋緊張亢進の軽減を促すことができます。
ケース2:膝下が浮いていて、浮いてしまっている

このような場合は

こうします
膝下を埋めるようにクッションを入れ、下肢のリラクゼーションを行っていきます。
ケース3:身体の浮いている側と、沈んでいる側がある

このような場合、

こうします。
体幹の回旋はどちらかが浮き、どちらかが沈んでいる状態のことが多いので、浮いている方にタオルを折って高くし、タオルを敷きます。

敷く際は相手を上手く誘導し緊張が入りにくい姿勢を作っていきます。
また、こうする時もあります
クッションが大きいものがある場合、大きめのクッションを用意し、背中全体を覆ってリラックス姿勢をとります。
ただこの場合、機能的な姿勢かと言われると疑問に残るため、リラックスを取るためにはいい姿勢だと覚えてもらえると幸いです。
ケース4:床面を手で支えてるケース
相手は床面を何で支えているのか?
おそらく、体幹や体の姿勢が不安定なので、手で支えているケースが多いです、そのため、体幹や安定した姿勢を知覚してもらうために、大きめのクッションを背中に入れます。
もしくは、身体の中で浮いている部分、力の入っている部分にクッションを入れ隙間をなくして、リラックスした姿勢を作ります。
このように、姿勢を準備することが非常に有効だと感じます。
姿勢の変化により、関節可動域訓練や筋力トレーニングを行うと結果が結構変わってくると思います!
リハビリ前の準備は重要ということです!
「楽」な姿勢を作ることは非常に重要!
楽といえば、おはぎさんのブログです!毎日更新されていて、すごいです!見てください!!
後拝見いただきありがとうございました。
リハビリの中で、意外とやっていないことも多いと思います。今後もリハビリ前の準備動作等、相手に沿ったものを提供できるように自己研鑽頑張っていきます!
以上です!